こんにちは。Webマーケターのかまりょです。今回は、Webマーケティングの勉強方法について、詳しく解説していきます。
Webマーケティングをゼロから勉強したいと思った時に、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
Webマーケティングは独学でも学べるのかな。
コスパが良い勉強方法で効率的にスキルアップしたい
Webマーケティングの勉強方法には様々なやり方がありますが、できることならなるべくコストをかけずに効率的に学習したいと感じる方も多いはずです。
そこで、この記事では、Webマーケティングの勉強方法をコスパ別にまとめてみました。
もちろん、独学で勉強できる方法についても解説しています。コスパ(費用対効果)重視でWebマーケティングの勉強方法を考えている人も、ぜひ参考にしてみてください。
結論、以下の7つがWEBマーケティングの勉強方法です。
- 自分でブログやSNSを運用して、実践を通じて勉強する
- 本で勉強する
- Webメディアを見て勉強する
- 動画コンテンツで勉強する
- Webマーケティング関連の資格取得を目指して勉強する
- Webマーケティングスクールで勉強する
- 転職して実務を通じて勉強する
この7つの勉強方法について、独学可能か、コスパが良いかについて考察していきます。
現役WEBマーケターの視点から、コスパも含めて効率的な勉強方法についてご紹介します。
そもそもWebマーケティングをよく理解していないという方は、下記の記事の中でWebマーケティングの基礎から解説しているので、合わせてご覧になってみてください。
Webマーケティングの勉強を始める前に意識すること
Webマーケティングの勉強を始める前に、まずは意識しておくべきことをご紹介します。
それは、「どの領域を学びたいのかを明確にする」ということです。
Webマーケティングといってもその領域はとても広いので、全てを学ぼうとすると時間がかかってしまいます。
そこで、事前にどの領域について学ぶのかを明確にしておくことで、効率的にWebマーケティングの勉強をすることができるのです。
まずは、自分にとってどの知識やスキルが必要なのかということをしっかりとイメージしておきましょう。
あまりうまくイメージできないという方は、下記の記事の中でWebマーケティングに必要なスキルについては詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
Webマーケティングの中で勉強する分野を大まかにまとめると、以下の3つが挙げられます。
- 集客
- 接客
- データ分析
簡単にご紹介すると、集客とはリスティング広告やSNS広告などのWeb広告や、SEOと呼ばれる検索エンジン経由での流入を確保する施策などがあります。その他にも、SNSやインフルエンサーを活用してPRしてもらうなど、さまざまな施策が存在しています。
集客の役割は、まず存在を知ってもらい、興味を持ってもらうということです。
どれだけ良い商品を作っても、存在を知ってもらえなければ売り上げを上げることはできないですからね。
接客は、メールを活用してお得な情報を提供したり、サイトの使い勝手を良くしてユーザーの利便性を高めるなど、おもてなしの施策となります。集客した後に必要になる施策ですね。
データ分析は、成果を改善するために必要になります。
Webマーケティングは、成果が良いのか悪いのか、数字をもとに判断することができます。
Googleアナリティクスやサーチコンソールといった、Googleが提供している分析ツールは無料で使うことも可能です。
こうした分析ツールを活用して、より成果を上げていくための勉強も必要となります。
それぞれについて、詳しくはWebマーケターとは?職種や仕事内容について詳しく解説しますの中でも解説しているので、合わせてご確認ください。
独学OK!Webマーケティングの勉強方法7選
1.自分でブログやSNSを運用
オススメ度 | とにかく実践することが一番スキルが身につく |
コスパ | 無料からでもスタートできる。本気でやるならWordPress(ワードプレス)がオススメ |
Webマーケティング習熟度 | ゼロから始めるのはハードルが高めだが、力は間違いなく付く |
自分でブログやSNSを運用することで実力が付く
自分でのブログ運用は、正直知識ゼロから始めるのは難しいかもしれません。
しかし、難しいからこそ、他の人との差別化をするのに最適とも言えます。
無料のブログサービス(アメブロやはてなブログなど)の場合は、比較的初心者でも始めやすいと言えますが、よりオススメなのが、WordPress(ワードプレス)でブログを構築することです。
WordPressとは、自分のブログやWebサイトなどを比較的簡単に構築できるシステムのことを言います。
ちなみに、このサイトもWordPressで構築されています。
WordPressでブログを作るためには、自分でサーバーを契約したり、ドメイン名を考えたりと、やることが多くなりますが、その分自分で物事を考えながら進める力が付くし、成長できる度合いが高くなるでしょう。
SNS運用もいいですが、個人的にはブログを成長させる方がオススメです。
SNSの場合、外部のSNS媒体に依存することになるので、いつか無くなってしまうリスクもあります。
例えば、今すぐにTwitterがなくなるということは考えにくいですが、かつてのmixiやFacebookのようにブームが過ぎて利用者が減る可能性もあります。
そうしたプラットフォームはサブとして考え、自分自身の資産として一番力を発揮するブログを成長させることが、Webマーケティングのスキルを高める上でも役立つはずです。
こんな人にオススメ
何よりも実力を付けたい人、他の人と差別化をしたい人にオススメです。
ゼロから始めるには難易度が高い分、自分で調べながら力を付けていくことができます。
今の自分に自信がない人も、情報発信をしていくうちに自分に自信が出てくるでしょう。
日本人の特徴として、インプットすることには長けている人が多いですが、アウトプットは苦手という人も多く存在します。
そうした状況から抜け出すためにも、ブログやSNSを有効活用してアウトプットする癖をつけてみましょう。
2.本で勉強する
オススメ度 | 手軽にWebマーケティングの基礎を学べる |
コスパ | 1冊1,000円前後で学習できる手軽さ |
Webマーケティング習熟度 | 本を読むだけだとスキルは身につかない(本を読んだ後実践することが大事) |
本なら1冊1,000円前後で手軽にWebマーケティングを学べる
書籍は、1冊1,000円前後で、手軽にWebマーケティングについての知識を学ぶことができます。
Webサイトなどの場合、無料で情報を得ることもできますが、書籍の良いところは出版社によってしっかりと「編集」されている点です。
たまに、誤字脱字がある書籍も見かけますが、内容自体はしっかりと出版社の編集担当の人が編集をした上で書籍化しているので、内容自体はよくまとまっていると言えるでしょう。
つまり、Webマーケティング初心者の人が、体系的にWebマーケティングを学ぶ際に、書籍は非常に役立つと言えます。
また、私が実際に読んでみてよかったと思う書籍は【ジャンル別】Webマーケティングの勉強におすすめの本はコレの中で詳しく解説しているので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
こんな人にオススメ
体系立ててWebマーケティングの基礎を学びたいという人は、まずは書籍で勉強してみるといいでしょう。
Webサイトや無料動画などでも勉強をすることは可能ですが、辞書的な形で何冊か本を用意しておくことで、勉強もしやすいはずです。
本の中でも、自分に読みやすいものと読みにくい本があると思うので、1冊読んで終わりでなく、複数冊読んでみて、知識を定着させることが望ましいでしょう。
3.Webメディアを見て勉強する
オススメ度 | 自分の気になる情報を検索ですぐ見つけられる |
コスパ | 無料で学習可能 |
Webマーケティング習熟度 | Webメディアだけでの学習では不十分 |
気になることを検索して手軽に情報収集できる
Webメディアの良いところは、無料で自分の気になる情報を調べることができる点です。
ただし、未経験の人がWebマーケティングの勉強をし始めたばかりの頃は、そもそも何がわからないのかすらわからない状態のことが多くなります。
そうした状態の時、いきなりWebメディアで情報を拾おうとすると、逆に必要な情報がわからなり、こんがらがってしまうことにもなりかねません。
また、Webメディアの場合、断片的に知識を拾っていくことになるので、体系立てて学びにくいことが多いでしょう。
無料で手軽に学ぶことができる反面、しっかりと体系立てて知識を学ぶには少し不向きと言えます。
特に、Webマーケティング初心者の方の場合、正しい情報かどうか判断するのも難しいため、Webメディアなどのネットの情報だけで学習をするのは少し危険かもしれません。誰が発信している情報なのか、その情報を本当に信頼できるのかということは、他の勉強方法と合わせて学習をしていくことで精度を上げていくことが必要でしょう。
書籍などと合わせてWebメディアも活用する
Webメディア単体で学習をするのでなく、書籍などと並行してWebメディアを活用することで、効率的に知識を身につけることができます。
また、実際の業務の中でわからないことをWebで調べて進めていくということも発生してくるので、書籍と並行してWebメディアでも知識を得ていくという方法がオススメです。
無料でコスパは良い反面、体系立てた知識習得にはやはり書籍などの方が適していると言えるでしょう。
4.動画コンテンツで勉強する
オススメ度 | 書籍が苦手な人でも勉強しやすい |
コスパ | 音が聞けない環境では学習が難しい |
Webマーケティング習熟度 | 良い動画コンテンツであれば学習効果は高い |
無料動画から有料動画までさまざまなコンテンツがある
動画コンテンツには、Youtubeのように無料で閲覧可能な動画メディアから、Udemyのように有料で提供されている動画メディアなど、さまざまなタイプの動画コンテンツが存在します。
無料動画の場合、手軽に閲覧することができますが、「動画の質」という点では少し注意が必要です。
誰でも手軽にアップロードができるYoutubeのような動画コンテンツの場合、全てが正しい情報とも限りません。
もちろん、物によっては無料とは思えない素晴らしい動画もあるので、そうした動画を見つけることができれば、学習効果は高まるでしょう。
書籍が苦手な人でも学習がしやすい動画メディア
動画コンテンツは、書籍が苦手な人でも学習がしやすいという特徴があります。
ただし、1点注意点としては、音が聞けない環境の場合学習がしにくいという点です。
基本は、音を集中して聞ける家の中や、イヤホンがあれば電車などの移動中でも学習できるでしょう。
動画は倍速で視聴することもできるので、時間を短縮しながら情報を吸収することもできます。
また、文字だけでなく、実際の画面を見ながら学習できるケースもあるので、視覚的にわかりやすいというメリットもあります。
無料で良いコンテンツを見つけることができれば、コスパはかなり良いものとなるでしょう。
5.Webマーケティング関連の資格取得を目指して勉強する
オススメ度 | 資格取得が自分の自信にはなる |
コスパ | 検定料が高いものもある |
Webマーケティング習熟度 | 実践の下地となる知識を身に付けられる |
資格取得自体にはあまり意味はない
資格をただ取得するだけでは、何の役にも立ちません。
これは、学校の勉強などと同じですね。
ただ単に、資格取得自体が目的となってしまったら何の意味もないということです。
ただし、資格取得のために行う勉強自体には意味があります。
特にオススメの資格は、ウェブ解析士の資格です。
私自身も、上級ウェブ解析士というウェブ解析士の上位資格まで取得しましたが、かなり勉強になりました。
資格取得後に実務で活かすことを意識する
資格取得をした後は、身に付けた知識を実務で使ってみるようにしましょう。
特に、Webマーケティングの担当者になりたての人や経験が少ない人は、まずは資格取得のために勉強したことを実務でやってみるということが大事です。
やっていく中で、自社で使える知識、使えない知識ということが肌感覚でわかってくるようになるので、まずは何でもやってみるということが大事です。
6.Webマーケティングスクール
オススメ度 | 本気で学びたい人にはオススメ |
コスパ | 費用が高い分、他の勉強方法よりはコスパ悪め |
Webマーケティング習熟度 | カリキュラム通り進めれば、初心者でもゼロからWebマーケティングの知識をつけられる |
Webマーケティングスクールの特徴
Webマーケティングスクールの特徴は、Webマーケティングのいろはについて、ゼロから学ぶことができます。
授業料が高いということもあり、カリキュラムはしっかりと組まれてているので、初心者でも挫折しにくく安心して学ぶことができるでしょう。
Webマーケティングスクールによって、どこに強みがあるかも違うので、自分にあったスクール選びというのも大事になってきます。
例えば、SEOに強いところ、SNSマーケティングに強いところ、リスティング広告に強いところ、その他全体を満遍なく学べるところまで、Webマーケティングスクールによって特徴は異なってくるでしょう。
そうした特徴をしっかりと把握した上で、入会を検討してみましょう。
知識ゼロから体系的に学びたい人にオススメ
知識が全くない方や、Webマーケティングの担当者として一歩進んだ知識を得たいという人は、こうしたWebマーケティングスクールに参加してみることをオススメします。
有料のスクールであれば、ある程度Webマーケティングの知見がある人達が講師となって実践的な知識を教えてくれるので、自分一人で知識を吸収するよりも効率的に学習できることは間違いありません。
本気でWebマーケティングの担当者としてやっていきたい人、また福利厚生などで研修として受けさせてもらえるような場合などは、積極的に使ってみるとよいでしょう。
おすすめのWebマーケティングスクールについては、こちらの記事の中で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
7.転職して実務を通じてWebマーケティングの勉強をする
オススメ度 | 転職先を間違えなければ自分の強みを作れる |
コスパ | 転職までに時間がかかるため、タイムパフォーマンスが悪め |
Webマーケティング習熟度 | ノウハウがある企業に転職できれば、専門性が高まる |
専門性が磨ける企業に転職をする
今いる企業の中で、スキルが磨けないと感じているのであれば、転職をするのも一つの手です。
ただし、注意点として転職先を間違えてしまうと、ただ闇雲に転職回数を増やしてしまうことになる点です。
失敗しない転職にするためには、しっかりと転職候補先企業のことを調べた上で、転職を決めるようにしましょう。
また、自分自身がどういうスキルを身につけたいのかということは、しっかりと意識しておくことをオススメします。
転職エージェントに相談をしながら進める
一人で転職活動をすると、どうしても視野が狭くなってしまいます。
自分の希望を伝えた上で、転職のプロである転職エージェントに相談しながら進めるようにしましょう。
転職エージェントは担当者との相性もあるので、いくつかまずは無料相談してみることをオススメします。
Webマーケティング職に強い転職エージェントについては、Webマーケティングに強いおすすめの転職エージェントを現役Webマーケターが解説の記事の中で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
自分に合った転職エージェントを見つけることができれば、転職の心強い味方になってくれるはずです。
Webマーケティングの勉強ではインプットとアウトプットのバランスが大事
Webマーケティングの勉強をする上で重要なことは、インプットとアウトプットのバランスをしっかりと取った上で学習をするということです。
書籍や動画などでインプットをすることももちろん重要ですが、ただ知識を入れるだけでは使えるようになりません。
これは、何事にも共通する考え方です。
例えば、野球などのスポーツで考えてみても同じです。
ルールブックや上達の方法が書かれた本を読んだだけでは、野球は決してうまくなりません。
正しい知識を身につけた上で、しっかりと練習や実戦形式の試合(アウトプット)をしなければ上達しないのです。
インプットとして、知識量を増やしていくことはもちろん大事ですが、実務や自分のブログなどを通じてしっかりとアウトプットしていくようにしましょう。
ご紹介した勉強法の中でも、特に「自分でブログやSNSを運用する」ことが最も実力を磨くことにつながるので、ぜひ挑戦してみてください。
時間はかかりますが、自分のブログやSNSを成長させることができれば、Webマーケティングの実力もかなり上がっているはずです。
何を学んでいいかわからない場合はリスティング広告とSEOの勉強がおすすめ
Webマーケティングの勉強方法をご紹介させていただきましたが、結局何から学んでいいかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方は、まずはリスティング広告とSEOを学ぶことをおすすめします。
企業活動を行う上でWebサイトは必須になりますが、そのWebサイトで上位表示を狙うSEO対策は、とても重要な施策となってくるでしょう。
しかし、SEOは短期間で成果が出にくく、長期目線で施策投下していくことが必要になります。
そこで、即効性が高いリスティング広告を合わせて学んでいくことで、リスティング広告で成果を上げながら、SEO対策でWebサイトを育てていくこともできるようになります。
リスティング広告については下記の記事の中で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
結論:Webマーケティングの勉強・学習は実践で学ぶのが一番
いかがでしたでしょうか?
ここまで、Webマーケティングの勉強方法について、コスパも含めてご紹介してきました。
結論として、やはり実践で学ぶのが一番コスパが高いですが、それ以外の方法でもWebマーケティングを学ぶことは可能です。
今回の記事を参考に、あなたにあった勉強方法を見つけてみてください。
コメント