こんにちは。Webマーケターのかまりょです。今回はWebマーケティングに欠かせない「スキル」について解説します。
Webマーケティングで成果を出すためには、スキルが必要です。
これからWebマーケティングを学びたい方や、経験を積んでいく上でどのようなスキルを身につければいいのかと迷っている方もいらっしゃるかと思います。
事前にWebマーケティングに必要なスキルを把握しておくことで、効率的にWebマーケティングのスキルを向上させていくことができるでしょう。
現役Webマーケターの私が身につけておくべきWebマーケティングのスキルにはどのようなものがあるのか、ご紹介していきます。
実際にWebマーケティングのスキルを身に付ける方法についてもご紹介していくので、最後までご覧ください。
Webマーケティングになぜスキルが必要なのか
Webマーケティングになぜスキルが必要なのでしょうか。
一言で表すと、「成果を上げる」ためです。
では、Webマーケティングの成果とはなんでしょうか。
ここは、実際にWebマーケティングに携わっている人でも誤解している人が多い部分です。
Webマーケティングの成果とは、「売り上げを上げること」。
これに尽きます。Webマーケティングの流れについて図で表すと、以下のような流れになります。
まずは広告やブログ、SNSなどを活用して存在を知ってもらいます。
ターゲットとなるユーザー(お客様)が興味を持ちそうな情報を提供して、メールアドレスなどを登録してもらうことで、ユーザーと直接コミュニケーションが取れるようになります。
最近はLINEでのコミュニケーションも一般的になっていますね。
企業からLINEが来るという人も多いのではないでしょうか?
こうした継続的なアプローチが必要になるWebマーケティングですが、スキルをしっかりと身につけた上で施策をやっていかないと、思うような成果を出すことはできません。
では、どのようなスキルが必要になるのでしょうか。
Webマーケティングに必要なスキル7選
Webマーケティングで成果を上げるために必要なスキルはたくさんありますが、ここでは特に重要なスキルを7つに絞ってご紹介します。
結論からお伝えすると、次の7つのスキルです。
- 継続するスキル
- 人の気持ちを考えるスキル
- 勉強するスキル
- WEBライティングスキル
- WEB広告の運用スキル
- 分析スキル
- リサーチスキル
1.継続するスキル
まず、初めに必要になるのが「継続するスキル」です。
これは、どの物事にも共通して言えるスキルですが、特にWebマーケティングでスキルアップをするためには必要不可欠なスキルと言えるでしょう。
Webマーケティングに携わると分かりますが、一回で完璧な成果を出すということはまず不可能です。
というか、実際には継続的なコミュニケーションが必要になります。
特に、単価が高い商材を扱う場合は、1回でお客様が買うということはまずありえません。
継続的な関係ができていて、欲しいタイミング+その商材やサービスが信用できるとなった時に初めて購入に繋がるのです。
なので、Webマーケティングで成果を上げるためには、継続的にお客様にアプローチすることや、より良いやり方を求めて継続的に改善していく姿勢が必要と言えます。
2.人の気持ちを考えるスキル
2つ目のスキルは、人の気持ちを考えるスキルです。
「これWebマーケティングに関係あるの?」と思うかもしれませんが、めちゃくちゃ関係あります。
WebマーケティングはWebを活用して商品やサービスの良さを伝えたり、その本当に価値に気づいてもらうために行います。ターゲットとなるユーザーがどのような悩みを持っていて、何を解決したいと思っているのか。そうしたことを考える力が必要になってくるのです。
人の気持ちがわからないと、ユーザーの悩みに寄り添うことができないため、共感してもらうことができず、なかなか成果につながらないでしょう。
Webマーケターのスキルとして、人の気持ちに寄り添うということは、ニーズを捉える上でとても大切なスキルと言えるでしょう。
3.勉強するスキル
3つ目に必要なスキルは、勉強するスキルです。
WEBマーケティングの世界は進化が早いので、常に情報をアップデートしていく必要があります。
また、より良い手法や効果的なアプローチ方法を常に探しながら、検証していくことも必要です。
WEBマーケティングの勉強方法については、【コスパ別】Webマーケティングの勉強方法7選。現役Webマーケターが解説の中で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
4.WEBライティングスキル
WEBライティングのスキルも、WEBマーケティングで成果を上げるために必要なスキルです。
「ライティングはライターの仕事じゃないの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
WEB広告をする際の広告文の訴求を考えたり、ランディングページ(LP)の構成や訴求内容を考えたり、SEO対策でブログ作成をしたりなど、あらゆるところでWEBライティングのスキルが必要になるのです。
動画の構成を考えることなどにもライティングスキルは必要となるでしょう。
文章の長い短いなどの違いはありますが、確実に身に付けておきたいスキルのひとつです。
5.WEB広告の運用スキル
WEB広告の運用スキルももちろん必要なスキルです。
WEBマーケティングの求人でも、リスティング広告やSNS広告の運用経験を必須としてる求人もあるくらい重要なスキルと言えます。
広告運用のスキルを磨くには、WEB広告代理店に入るのが1番ですが、難しい場合はまずは書籍や公式サイトの情報などを元に勉強してみましょう。
機会があれば、自社のWEB広告出稿などにも携われると良いと思います。
6.分析スキル
分析する力は、改善ポイントを見つけたりする際に役立ちます。
特に、WEBマーケティングではさまざまななツールを活用しながら成果を改善していきます。
例えば、最もよく使われるのがGoogleアナリティクスやサーチコンソールといったGoogleが無料で提供している分析ツールです。
最低限、この2つは使えるようになっておくと良いでしょう。
その他にも、広告運用をする際は各広告媒体の管理画面も見る必要があったり、独自の計測ツールがあったりしますが、業務で携わるうちにこうしたものは慣れてくるでしょう。
Googleアナリティクスやサーチコンソールについては自分でも勉強法しやすいツールなので、ぜひいろいろと調べてみてください。
7.リサーチスキル
リサーチスキルは、主に競合調査や市場調査をする際に必要となります。
ブルーオーシャンと呼ばれる、競合がいないような市場というのはほぼないので(自分でサービスを立ち上げる場合はあるかもしれません)、必ず競合調査は必要になります。
競合と比較して自社のサービスはどこが優れているのか、お客様にどういった価値を提供できるのかということをリサーチするスキルは成果を出すために必須のスキルと言えるでしょう。
自社のマーケティングをしていると、どうしても自社の言いたいことばかりに目がいきがちです。
ですが、競合と比較した上で、お客様にとっての価値や優位性を提示していくということが必要です。
Webマーケティングのスキルの習得方法
では、このようなWEBマーケティングのスキルはどのように身に付ければ良いでしょうか。
Webマーケティングのスキルを身に付けるための方法をご紹介します。
Webマーケティング関連の書籍を読む
まず初めにおすすめなのが、Webマーケティング関連の書籍を読むということです。
書籍の場合、知識が体型立ててまとめられているので、ネットで自分で情報を拾いにいくよりも効率的に知識を吸収することができます。
また、書籍は出版社の編集を通しているので、ある程度信頼性のある情報が手に入るという点も魅力的な点といえるでしょう。
ただし、Webマーケティングの世界は情報の更新が早いので、なるべく新しい書籍から学ぶようにしましょう。
もちろん、普遍的な情報や技術もありますが、Webマーケティングに使うツールはすでに進化してしまっているという可能性もあります。
Webマーケティングの書籍については、【ジャンル別】Webマーケティングの勉強におすすめの本はコレの中で紹介しているので、こちらを参考にしてみてください。
実際の商品やサービスのWebマーケティング施策を考えてみる
実際の商品やサービスのWebマーケティング施策を考えてみることもスキルを身に付ける上で大事です。
書籍などでインプットすることも大事ですが、ただ情報をインプットするだけでは使えるようになりません。
実際に、自分で考えてみることがアウトプットになり、記憶やスキルを定着させる上でも重要になってきます。
まずは、自社の商材のWebマーケティング施策を考えてみましょう。
自社のお客様はどんな人なのか。
どういう悩みがあり、どういう訴求をすれば興味を持ってもらえるのか。
まずはこういったところから考えてみるといいでしょう。
書籍などでインプットをした上で施策を考えてみることで、より実践的なスキルを磨くことができるのです。
実際にWebマーケティングをやってみる
実際にWebマーケティングをやってみることが一番のアウトプットになります。
実践方法としては、以下のようなものがあります。
- ブログ運営
- 広告運用
- SNS運用
その中でも特にオススメなのが、「ブログ運営」です。
ブログ運営が、一番総合的jなスキルを磨きやすいからです。
ブログで成果を出すためにはSEOの知識が必要ですし、よりよいブログサイトにするためにはWebデザインのスキルも必要となるでしょう。
当然、成果を出すためにはGoogleアナリティクスやサーチコンソールといった分析ツールも活用する必要があります。
また、ブログを運営することでWebライティングのスキルも磨くことができます。
Webライティングのスキルは、広告運用やSNS運用、その他すべてのビジネスで必要となるスキルです。
Webライティングスキルが向上することで、ビジネスメールのテキストを考えることがかなり楽になりますし、いろいろと応用できるスキルと言えるでしょう。
広告運用やSNS運用もWebマーケティングのスキルを磨くことができますが、一番バランス良くWebマーケティングのスキルを磨くことができるのがブログ運営なのです。
働いている企業の業務の中で経験できるとスキルを磨きやすいですが、難しい場合は自分個人のブログを立ち上げてみましょう。
1から作業をすることで、より実践的なスキルが身につくはずです。
Webマーケティングスクールに通う
Webマーケティングのスクールに通うことも、スキルを磨く上で有効な手段のひとつです。
カリキュラムが体系立てられて用意されているので、無理なくステップアップしていくことができるでしょう。
デメリットとしては、費用が高い点があります。
ある程度費用を払ってでもスキルアップしたいという覚悟がある人は、ぜひWebマーケティングスクールでスキルを磨いてみましょう。
【実体験】未経験からWebマーケティングスキルを身に付けるまで
ここからは、実際に未経験からどうWebマーケティングのスキルを磨いてきたのか。
私の実体験をもとにご紹介します。
Web広告代理店への転職
まず、私の場合はWeb広告代理店の営業職として、転職をしました。
WEB広告代理店の場合、Webマーケティング未経験でも営業経験があれば営業職として入社しやすいです。(販売職でも転職可能です)
いきなり事業会社のWEBマーケター(自社の商品やサービスのWEBマーケティング担当者)になることは難しいですが、クライアントのWEBマーケティングを支援するWEB広告代理店の営業であれば、転職しやすいのです。
WEBマーケティングの業界に転職したい方は、ぜひ検討してみてください。
WEB広告代理店は強みとなる経験を積みやすい
WEB広告代理店のもうひとつの特徴として、強みとなる経験を積みやすいということが言えます。
WEB広告代理店は、どこかしらに強みを持った会社が多いです。
例えば、私の場合はリスティング広告に強みを持つ代理店に入社したので、リスティング広告にはある程度自信を持つことができました。
就業時間外にブログを運営してSEOを学ぶ
リスティング広告については業務の中で学べましたが、それだけでは不十分だと感じました。
そこで、自分でブログを運営してSEOやWEBライティングについて学びました。
実際、やっぱり手を動かすことが一番の勉強になります。
この中で培った経験をもとに、転職先の企業でオウンドメディア (自社ブログ)を立ち上げて、約60万PVを誇るサイトにまで成長させることができました。
なので、就業先の企業でWEBマーケティングの経験ができないと感じている方も、自分のやる気次第で経験を積むことは可能です。
まとめ:Webマーケティングのスキルを身に付けることで、キャリアアップが可能
ここまで、WEBマーケティングのスキルについて解説してきました。
今現在、WEBマーケティングのスキルが足りないと感じている方、これからスキルを磨いていきたいと感じている方は、ご紹介したスキルをぜひ磨いてみてください。
WEBマーケティングのスキルを身につけて、更なるキャリアアップを目指しましょう!
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