こんにちは。Webマーケターのかまりょです。この記事では、現役Webマーケターの私がジャンル別にオススメのWebマーケティングの本をご紹介します。
Webマーケティングの学習を進める上で、本は効率的に学習ができるツールの一つです。
しかし、Webマーケティングといっても幅広く学ぶことがあるので、何から手をつけていいかわからないですよね。
そこで、今回は現役Webマーケターの私が実際に読んでみて役立った本を「ジャンル別」にご紹介していきます。
今の自分にはどのジャンルが足りないのか、ぜひ考えながらご覧ください。
今の状況に合わせて、読みたい本を見つけてみてくださいね。
Webマーケティングを本で学ぶメリット
Webマーケティングを本で学ぶメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
しっかりとメリットを把握した上で、本を有効活用していきましょう。
Webマーケティングを本で学ぶメリットは、以下の通りです。
- 低価格でWebマーケティングを学ぶことができる
- 体系立ててWebマーケティングの基礎を学ぶことができる
- 自分の理解の足りないジャンルを効率的に学ぶことができる
低価格でWebマーケティングを学ぶことができる
Webマーケティングを本で学ぶメリットのひとつ目として、「低価格でWebマーケティングを学ぶことができる」ということがあります。
本は、1冊1,000円〜2,000円前後で購入することができます。
Webマーケティングスクールに通う場合は、月額で数千円〜数万円するところもありますが、低価格で体系立てた知識を学ぶことができる点は本のメリットと言えるでしょう。
体系立ててWebマーケティングの基礎を学ぶことができる
二つ目のメリットとしては、「体系立ててWebマーケティングの基礎を学ぶことができる」ということです。
ぶっちゃけ、Webマーケティングの勉強はネットでも検索やSNSを駆使して学習することも可能です。
しかし、検索しようにも基礎が把握できていないと、そもそも何がわからないのかわからないという状況に陥ってしまいます。
その点、書籍はしっかりとプロの編集が入った上で、基礎の基礎から丁寧に教えてくれる書籍が多いのです。
しかし、中には中身が薄くて得るものが少ないという書籍もあるので注意しましょう。
今回ご紹介する本は、どれも私が勉強になったと思える本なのでご安心ください。
基礎からしっかりと学びたい、もしくはある程度経験はあるけど、自分の知識をさらにレベルアップさせたいという人には本はとても役立つ存在となるはずです。
自分の理解の足りないジャンルを効率的に学ぶことができる
Webマーケティングの本には、各ジャンルごとにさまざまな本が出ています。
今の自分に足りない部分を、効率的に補うことができるのです。
では、実際にどのようなジャンルがあるのか、詳しく見ていきましょう。
Webマーケティングの概念や全体像について学べる本
まずは、Webマーケティングの概念や全体像について学べる本からご紹介します。
いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本
まず初めにおすすめしたいのが、「いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本」です。
いちばんやさしいと言っているだけあって、Webマーケティングの概要を網羅的に学ぶことができます。
デジタルマーケティングとWebマーケティングは何が違うの?と感じるかもしれませんが、ほぼ同じと考えて問題ありません。
デジタルマーケティングの方が、少し広い意味合いで使われることが多いようですが、大きな違いはありません。
この書籍では、3大メディアと呼ばれる「オウンドメディア」、「ペイドメディア」、「アーンドメディア」の特徴について、詳しく解説してくれています。
Webマーケティングの概要を学ぶ最初の1冊として、おススメの本です。
マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦!
本が苦手な人にもおススメなのが、「マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦!」です。
私がWeb業界に転職した際に、先輩に一番最初に読まされた書籍です。
主人公の瞳が、クライアント企業のWebコンサルティングを通じて、Webマーケティングについて教えてくれる構成になっています。
瞳がクライアント企業の担当に対してタメ口をきいたりしている点は違和感がありますが、Webマーケティングについての全体像を把握する上で、ストーリーに沿って学習していくことができます。
最初にご紹介した、デジタルマーケティングの教本と一緒に読んでおくことで、より理解を深めることができるはずです。
沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲—アップデート・エディション
沈黙のWebマーケティングは、主にSEOやライティング、SNS運用などに重点を置いた内容になっています。
こちらの書籍は非常に分厚いので一見読みにくい印象を持ちますが、マンガ風のストーリーで展開されていくため、すぐに読み終えることができると思います。
同じ著者から出版されている沈黙のWebライティングとセットで読むことで、よりSEOについての知見を深めることができるでしょう。
実践で役立つ知識が満載なので、ぜひとも読んでいただきたい1冊です。
SEOについて学べる本
SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimizationの略)のことで、検索された際に自社のサイトを上位表示させる施策のことを言います。
SEOについてオススメの書籍は、以下の2冊です。
いちばんやさしい新しいSEOの教本
SEO対策に取り掛かる上で、まずはじめに読んでいただきたいのが、「いちばんやさしい新しいSEOの教本」です。
SEOの基礎を固めたいという人は、こちらの書籍を読むことでSEOの概要から、基本的な施策についてまでを網羅的に理解することができるはずです。
個人的に特におすすめなのが、Chapter3に出てくる業種別のサイト構成についての部分です。
さまざまな業種のサイトで、どういうサイト構成にするべきかのヒントを与えてくれます。
ただし、あくまで基礎的な内容にはなるので、より踏み込んだ施策展開をする上では別の書籍も併用して学んでいくことをおススメします。
現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル
一歩踏み込んだSEO対策をしたい時に読んでほしいのが「現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル」です。
かなり分厚いので取っ付きにくい印象もありますが、この書籍の内容を学習してマスターできれば、SEOのプロと名乗れるレベルになれるでしょう。
いちばんやさしい新しいSEOの教本で基礎について学んで上で、こちらの書籍を読み込んでいけば、SEOの学習はかなりスムーズに進められるはずです。
Chapter8で出てくるコンテンツSEOについては、特に重要な内容になるので、ここは確実に押さえておくようにしましょう。
オウンドメディアについて学べる本
SEOとセットで語られることが多いのが、「オウンドメディア 」になります。
オウンドメディア とは、自社で所有しているメディアのことですが、具体的にはコラムなどの読み物コンテンツを取り扱う、ブログ形式のWebサイトのことを指してオウンドメディア と呼びます。
Webマーケティングの中で、広告やSNSと合わせて行われるのがオウンドメディアです。
このオウンドメディア について勉強できる本をご紹介します。
オウンドメディアのやさしい教科書。 ブランド力・業績を向上させるための戦略・制作・改善メソッド
オウンドメディアのやさしい教科書。 ブランド力・業績を向上させるための戦略・制作・改善メソッドでは、オウンドメディアの概要や全体像について、理解しやすい内容となっています。
これからオウンドメディアを作ってみたいと思っている方や、「オウンドメディアってビジネスにどう役立つの?」と疑問に感じている方も、この本を読むことでそれらの疑問や悩みを解消できることができるはずです。
企業のWebマーケティング担当で、Web広告の改善が難しいという声はよく聞かれます。
筆者である私自身も、広告の費用対効果は以前よりも悪くなってきていると感じます。
しかし、オウンドメディアで自社のメディアを上位表示させることができれば、広告費を使うことなく見込み顧客を獲得することができるようになります。
Web広告と比較すると即効性はありませんが、長期的に見てオウンドメディアを構築することは企業にとって必ずプラスに働くので、ぜひこちらの書籍を読んでオウンドメディアについて理解を深めてくださいね。
リスティング広告について学べる本
リスティング広告は、Web広告の中でも最も人気の高い広告の一つです。
リスティング広告を専門にしているWeb広告代理店もあるくらい、奥が深い広告でもあります。
もし仮に代理店に依頼するとしても、自分自身でしっかりと仕組みについて把握しておくことが大切です。
よくある話としては、代理店がただの作業員となってしまい、戦略の提案に乏しいという悩みです。
こうしたことにならないためにも、しっかりとリスティング広告の概要と戦略の考え方について学びましょう。
リスティング広告について、おススメの書籍は以下になります。
いちばんやさしい[新版]リスティング広告の教本 ⼈気講師が教える⾃動化で利益を⽣むネット広告
いちばんやさしい[新版]リスティング広告の教本 ⼈気講師が教える⾃動化で利益を⽣むネット広告は、リスティング広告の基本を押さえるにはベストな書籍です。
リスティング広告をどういう戦略で考えていけばいいのか、その実践的な考え方を学べ、かつゼロから始める方が実際にアカウントを開設する際の手順についても記載してくれているので、これからリスティング広告を始めたいという方にもおススメです。
リスティング広告には広告の品質やオークションの仕組みなど独自の知識が必要ですが、それらの内容を初心者の方にもわかりやすく解説してくれています。
リスティング広告に興味がある人、知識を付けたいという方は、まずはこちらを一読してみてください。
SNSマーケティングについて学べる本
SNSマーケティングも、Webマーケティングをする上で外せない施策の一つです。
最近では、GoogleやYahoo!などでは検索せず、TwitterやInstagramなどで検索するという人も増えてきているほどです。
そうした中で、SNSマーケティングの知識は必須と言えるでしょう。
また、SNSの怖い面としては、炎上などのリスクもあるので、そうしたことも把握した上で活用していくことが必要です。
では、SNSマーケティングでおススメの本をご紹介します。
共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
「共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る」は、元HKT48の「ゆうこす」さんが書かれた著書です。
HKTを脱退してすぐは、SNSで炎上したり、失敗をしていたというゆうこすさん。
しかし、その逆境からの這い上がりがスゴいのです。
こういう考えの人だったらビジネスで成功するだろうなと思いながら、スラスラと読むことができます。
SNSは、単にフォロワーを増やすだけではダメで、いかにして自分のコアなファンを作っていくのかということがゆうこすさんの実体験をもとに詳細に語られています。
この考えは、個人でSNSをやる際はもちろん、企業アカウントを運用する際でも重要な考え方だと思います。
SNSを伸ばしたいという方は、必読の1冊です。
アクセス解析について学べる本
アクセス解析については、Googleアナリティクスを活用して分析をすることになりますが、最近Googleアナリティクスのアップデートがありました。
古い情報の書籍を買ってしまうと、すぐに使えなくなってしまうので注意しましょう。
具体的には、GA4というものになります。
オススメの書籍は、下記になります。
1週間でGoogleアナリティクス4の基礎が学べる本
「1週間でGoogleアナリティクス4の基礎が学べる本」は、著者・監修者あわせて総勢31名の、最前線で活躍するWebマーケッターたちによって作られた本です。
GA4はできてまだ新しいツールなので、全体像を把握するのが難しいですが、現場で活躍する31名ものマーケターが監修しているのであれば心強いですね。
しかも、1週間で学べるように、7章で構成されているので、効率的にGA4について学ぶことができるはずです。
実際のGoogleアナリティクス(GA4)をいじりながら、基礎を学んでみましょう。
Webライティングについて学べる本
Webライティングは、Webマーケティングにおいて必須のスキルです。
SEOで上位表示をしたい時も、広告の訴求やセールスページの訴求を考える際なども、Webライティングのスキルは役立てることができます。
また、Webライティングについて学んでおくと、ビジネス文章作成の際にも役立つので、一石二鳥です。
最近は動画マーケティングも主流になってきていますが、動画の訴求内容もまずは文章で考えます。
つまり、動画マーケティングをする上でも役立てられるスキルということですね。
この魅惑のWebライティングスキルを身につけるには、次の書籍がオススメです。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション
沈黙のWebライティングは、Webライティングスキルを身に付けたい人にとって必読の1冊です。
SEOに必要なコンテンツの作成方法はもちろん、読みやすい文章とはどのようなものかということについても解説してくれています。
こちらも、沈黙のWebマーケティングと同じで、マンガでストーリーが進んでいくので、読みやすいと思います。
みやび屋という旅館が、Webライティングの力で復活していく様子が描かれているので、きっと応援したくなるはずです。(笑)
分厚くて持ち運びしにくいのがネックですが、Kindle版でも読めるので、ぜひ読んでみてください。
LP(ランディングページ)について学べる本
LP(ランディングページ)とは、広告で興味を持ったユーザーが広告をクリックして訪れるページのことを言います。
せっかく広告で興味を持ってくれても、LPで離脱されたら成果を出すことはできません。
つまり、LPを作るスキルもWebマーケティングでは必須ということですね。
「必須スキル多いよ」という文句が聞こえてきそうですが、これらを身につければWebマーケターとして大活躍できること間違いなしなので我慢してください。(笑)
LP作成する際に読んでおきたい書籍は、下記の書籍です。
ランディングページの教科書 売上をガンガンあげるWeb制作 8つのコツ
「ランディングページの教科書 売上をガンガンあげるWeb制作 8つのコツ」では、そもそもLPってどんなもの?という基礎的な部分から、実際にどういう構成でLPを作ればいいかまで、わかりやすく解説してくれています。
この書籍で紹介されている構成でLPを作成していけば、未経験の人でもLPを簡単に作れるはずです。
また、LP作成をする前段階の調査やターゲットユーザーの考え方などについても紹介されており、書かれていることをしっかりと実践できれば、成果の出るLPが作れるようになっていくはずです。
LPは一度作って終わりではなく、何度も改善していくものなので、こちらの書籍をもとにまずは作成してみて、都度改善していくことでスキルを高めていけるでしょう。
Webマーケティングを本で学ぶ際の注意点
Webマーケティングを本で学ぶ際には、注意しておくべき点もあります。
情報が古い可能性がある
Webマーケティングの世界は移り変わりが激しいので、書籍で学ぶ際に情報が古くなっている可能性があります。
できることなら、2〜3年以内くらいで出版されている本から情報収集をすることが望ましいですが、中には多少時が経っていても良書の可能性もあるので難しいところです。
今現在使える情報なのかということはしっかりと意識した上で、書籍から知識を吸収していきましょう。
まとめ:Webマーケティングの学習に本を有効活用しよう
ここまで、Webマーケティングの学習にオススメの書籍をジャンル別にご紹介してきました。
いきなり全部を身につけることは難しいと思うので、まずは自分が興味を持てそうな部分から勉強を進めてみてください。
また、書籍以外のWebマーケティングの勉強方法に関しては、【コスパ別】Webマーケティングの勉強方法7選。現役Webマーケターが解説の中で詳しく解説しているので、こちらの記事もぜひご覧ください。
書籍やそれ以外の情報元もうまく組み合わせながら、Webマーケティングの知識を深めていきましょう。
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