《現役Webマーケターが解説》Webマーケターとは?

※プロモーションを含みます
かまりょ

こんにちは。Webマーケターのかまりょです。こちらの記事では、「Webマーケターとは?」の疑問について、現役Webマーケターの私が徹底解説していきます。

かまりょ

仕事内容や年収、未経験から目指せるのか。また、どういったスキルが必要なのかなど、私の実体験からご紹介していきます。

かまりょ

こちらの記事を全てご覧いただければ、Webマーケターの全体像を理解することができ、Webマーケターとして活躍していく第一歩を踏み出すことができるはずです。

それでは、さっそく見てきましょう。

「そもそもWebマーケティングとは?」ということについて詳しくは、下記の記事の中でも詳しく解説しているので合わせてご覧ください。

目次

Webマーケターとは、Webを活用したマーケティングを遂行する人

Webマーケターとは、Webを活用したマーケティングを遂行する人のことを言います。

具体的には、Web広告やSEOと呼ばれる検索エンジン対策、SNSなどを有効的に活用して多くのユーザーを「集客」し、集客したお客様に商品の魅力や必要性を伝えて購入してもらう「販売」までを行う職種の人をWebマーケターと呼びます。

販売した後のアフターフォローや継続利用してもらうための施策も含まれますが、一般的には新規のお客様をいかにWeb上で集客して、販売していくかということがWebマーケティングと呼ばれることが多いです。

Webマーケティングでできること1.効率的な集客活動

Webマーケティングでできることの一番大きな特徴としては、効率的に集客活動ができるということです。

以前は、企業の営業活動といえば営業スタッフがテレアポや飛び込みなどを行って新規開拓をしていくというのが一般的でしたが、現在はWebマーケティングで集客をしてから実際に営業活動を行うという企業が増えてきています。

また、新型コロナウイルスの影響により、更にWebを活用したマーケティングというのがより盛んに行われるようになりました。

以前は、対面で営業を活動を行っていたという企業でも、ZoomなどのWebを活用する機会が多くなったことと思います。

このような時代背景もあり、Webマーケティングの領域は今もなお成長しています。

Webマーケティングでできること2.データを元にした成果改善

WebマーケティングはWeb広告などを活用して、新規のお客様獲得を目指しますが、それを数値として確認することができます。

一般的に使われているツールとしては、アクセス解析ができるGoogleアナリティクスや自社のサイトにどういう検索キーワードで流入されているかを把握できるサーチコンソール、月間でどれくらいそのキーワードが検索されているかを把握できるキーワードプランナーなど、さまざまなデータ解析のためのツールが使われています。

その他にもWeb広告の管理画面上で確認できる数値としては、例えばこの広告は何回クリックされたのか、何件の問い合わせに繋がったのかなど、実際の広告成果をデータとして取得することが可能です。

そうしたデータをもとに、「この訴求方法は成果がいいのか」、「もっと別のアプローチ方法があるのではないか」などを仮説を立てながら検証していくことができるのがWebマーケティングです。

Webの力をフル活用しながら、会社の売上拡大につなげていくのが、Webマーケティングの役割といえるでしょう。

Webマーケターの仕事内容

では、実際にWebマーケターが行う仕事内容には、どのようなものがあるのでしょうか。

大まかに分けると、以下の4つに分類することができます。

  • Web集客
  • Web接客
  • 再来訪(リピート)
  • データ分析

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

Web集客

Web集客は、一般的に一番イメージがしやすいWebマーケティングの施策ではないでしょうか。

具体的には、リスティング広告やSNS広告のようなWeb広告と呼ばれるものから、検索結果で上位表示を狙うSEO、最近だとYoutubeなどを活用した動画での集客も多くなってきています。

その他にも、記事広告やアフィリエイトなどさまざまな施策があるので、まずはどういった施策があるのかを把握しておくことが大事です。

スマホやPCなどでインターネットを活用しているユーザーに対して、以下に不快感なく自社の存在を認知してもらい、興味を持ってもらえるかはWebマーケターの腕の見せ所の一つです。

Web接客

Web接客とは、Web集客などを通じてサイトに訪問してもらったユーザーに対して、おもてなしをすることを言います。

実際の店舗での接客をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

実際の店舗接客では、店員(販売員)がお客様に対して、何を探しているのかを訪ねたり、疑問点を質問したりしてお客様の不安を解消していきますが、同様のことをWebサイト内で行う施策がWeb接客です。

例えば、チャットツールで「何かお困りごとはありませんか?」というものをあらかじめ用意しておいたり、「この商品を見ている人にはこの商品もおススメです」とユーザーの好みに合わせて提案をすることでユーザーが探しに行く手間を省いてあげたり、ユーザーが気持ちよく商品やサービスを購入するための導線を整えてあげるのがWeb接客になります。

また、最近主流になってきているのがMA(マーケティングオートメーション)です。

これは、あらかじめ「こういう動きをしたユーザーにはこういうメールを出す」などのシナリオを組んでおき、ユーザーの動きを元に自動的にシナリオが発動するようなシステムのことを言います。

基本的には、メールアドレスなどの情報を登録してくれたユーザーに対して、自動的にシナリオメールを送る施策をMAと呼びます。

1件1件手動でメールを送るより、自動でメールが送れる方が効率的にユーザーにアプローチすることができるのです。

工数の削減にも繋がりとても便利ですが、最初の設計がとても大事です。

ここも、実際の数値を確認しながら、日々改善していくこと必要です。

再来訪(リピート)

再来訪(リピート)は、一度自社のWebサイトに来たことがあるユーザーに対して、再度来訪してもらうための広告やメールなどの施策のことを言います。

新規のお客様は、一度限りの訪問で商品やサービスを購入してくれるわけではありません。

特に、単価が高い商品をイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。

家や車を買う際は、一度Webサイトを見ただけで即決することはありませんよね?

一度興味を持った情報が載っているサイトを複数回見たり、家や車などの場合は実物を見てから判断することが多くなるはずです。

このように、ユーザーに興味を持ってもらうためには、価値のあるコンテンツを常に発信し続けていくことが大事です。

継続的にユーザーと接点を持つことで、少しずつユーザーの興味関心を引きつけていくことができ、購入へと繋げていくことができるでしょう。

データ解析(アクセス分析)

データ分析も、Webマーケターの重要な役割の一つです。

実際に集客はうまくいっているのか、サイトにどれくらいの訪問があって、どれくらいのページ読まれているのかなど、アクセス解析のツールを使うことで読み解くことができます。

先ほどご紹介したGoogleアナリティクスやサーチコンソール、キーワードプランナーなどのツールを活用して、分析を行なっていきます。

これ以外にも、便利なツールは次々と出て来ています。

まずは、Googleから出ている上記3つのツールを押さえつつ、施策に合わせて便利な解析ツールをプラスで検討できるようになっていきましょう。

Webマーケターの仕事内容を表でまとめてみるとこんな感じ

Webマーケターが担当する仕事内容をまとめてみると、このような形になります。

Web集客・リスティング広告、SNS広告、DSP、ネイティブアドなどの運用型広告
・アフィリエイト広告
・SEO対策
・オウンドメディア運用
・SNS運用(Youtube、TikTok、LINE、Instagram、Twitter、Facebookなど)
・動画広告(Youtube、TikTokなど)
Web接客・チャットツール
・LPO(ランディングページ最適化)
・EFO(エントリーフォーム最適化)
・ポップアップバナー
・MA(マーケティングオートメーション)
再来訪(リピート)・リマーケティング広告
・メールマーケティング
・LINE
データ分析・Googleアナリティクス
・サーチコンソール
・キーワードプランナー

もちろん、所属する組織によって、どこまで担当するかは違ってきます。

大企業の場合は細分化されていることが多く、例えばWeb集客の中でもリスティング広告の成果改善を専門にしている人もいれば、Web接客でユーザーがサイト到達してからの離脱率を下げることをミッションにしている人もいたりするでしょう。

中小企業の場合は、良くも悪くも人手が少ないことが多いので、比較的多くの業務に携わる機会も多いです。

しかし、ノウハウがない中でいきなり任されるということも考えられるので、その点は注意しておくようにしましょう。

中小企業の中でも、Webマーケティングを活用して成長している企業はたくさんあります。

Webマーケティングの力で企業の事業成長に貢献できることは、とてもやりがいがある仕事と言えます。

Webマーケターの就職先はどこか

Webマーケターの就職先は、大まかに分けて2種類あります。

事業会社とWeb広告代理店の2つです。事業会社とWeb広告代理店では、それぞれ役割が異なってきます。

かまりょ

ちなみに、私はWeb広告代理店と事業会社の両方でのWebマーケティングを経験しています。

その経験から、それぞれの違いについてより詳しく解説していきます。

かまりょ

Webマーケターとして働いてみたいという人は、ぜひ参考にしてみてください

事業会社のWebマーケターは自社のWebマーケティングを担当する

事業会社の場合、自社のWebマーケティングを担当することになります。

企業規模にもよりますが、基本的にWeb集客からWeb接客、リピート施策やデータ解析まで一貫して携わることができます。

自社の中でWebを活用して売上を上げていくことがミッションになるので、幅広い業務を経験することができるでしょう。

Webマーケティングに力を入れている企業の場合、Webマーケターを多く雇用して、それぞれの施策を専属で担当をさせていることもあります。

かまりょ

例えば、リスティング広告運用の専属担当がいたり、SEOの専属担当がいたりなどです。
ステップアップしていく中で、もっと全体のWebマーケティングを管轄していく役割になっていくでしょう。

Webマーケターが少ない企業の場合は、あらゆる施策を少数のWebマーケターが担当することになるため、経験値は増える分ハードワークになることが想定されます。

広告運用やSEO対策など、外部パートナーに委託しながらやっている企業もあれば、インハウスといって自社内で全ての運用を完結させている企業もあるので、その辺は企業によってまちまちと言えるでしょう。

また、事業会社の場合、中途で募集が出ているのは経験者募集の場合が多いです。

Web広告代理店はクライアントの集客支援をする役割

Web広告代理店の場合は、クライアント(事業会社)のWeb広告やSEOなどの支援をすることがメイン業務になります。

リスティング広告に強みがある代理店や、SNS広告に強みがある代理店など、その代理店によって担当できる業務も変わってくるでしょう。

Web広告代理店のメリットとしては、複数のクライアントのWeb集客に携わることができるため、事業会社よりも深いノウハウを得やすいことです。

Web広告代理店によって異なりますが、一人で担当するクライアントがだいたい3~15社くらいになるので、それぞれの企業でWeb戦略を考えることは楽しいと感じることも多いはずです。

ただし、Web広告代理店で働くデメリットもあります。

担当するクライアントが多いことで業務量が増えて、なかなか定時では帰れなかったり、クライアントの業種によっては土日に連絡がくることもあるでしょう。

また、Web広告代理店の場合は、自社の商材を売る事業会社とは違い、自社だけで業務を完結させることはできません。

つまり、Webマーケティングの全ての領域をやるというわけではなく、クライアント企業の中で課題がある一部分を担当することが多くなるはずです。

例えば、「リスティング広告に課題があるからこの代理店に任せる」というような形で、Webマーケティング全てでなくある一部分の深い専門性を要求されることが多くなるでしょう。

Web広告代理店の場合は、未経験からでも採用されるケースが多いので、未経験からWebマーケターを目指す場合はおススメです。

Webマーケターとその他Web系の職種

Webマーケターと似たような職種として、WebデザイナーやWebディレクターなども存在します。

それぞれどのような違いがあるのか、見ていきましょう。

Webデザイナーとの違い

WebデザイナーとWebマーケターの違いは、「数字」意識があるかないかが一番大きな違いです。

Webデザイナーの仕事は、よりユーザーにとって魅力的なWebサイトやバナーなどを作成することですが、明確な数値を追ってデザインを作成することは少ないでしょう。

デザインのクオリティを追求することは多いですが、どれくらいユーザーを獲得できたかなどの責任を負うのは、Webマーケターの仕事です。

Webのデザイン制作について突き詰めていきたいという人は、Webデザイナーとしてたくさんのクリエイティブ作成に携わるのもいいでしょう。

Webディレクターとの違い

WebマーケターとWebディレクターの違いは、昔と比べると少なくなってきた印象があります。

その違いを一言でいうと、Webディレクターは「Web制作に特化した指揮官」というイメージです。

Webサイトの企画から完成までを、責任を持って進めていくポジションになります。

事業会社というよりは、Web制作会社に多いポジションになります。

Webのデザインを作成するWebデザイナーや、サイトを構築するエンジニアなどと協力しながら、クライアント(事業会社)のWebサイトを制作していくポジションです。

クライアントにヒアリングしながら、どういったことを実現したいサイトなのかなどを思いを汲み取りながら、どのようなページが良いかを提案し、作成していきます。

ただ、最近はWeb制作会社だけでなく、事業会社の中でWebディレクター的なポジションを担うこともあります。

特に、事業会社の中でも規模が小さい中小企業であれば、Webマーケターがサイト制作やLP制作などのディレクションをすることもあるので、WebマーケターがWebディレクターも兼務しているケースもあるでしょう。

私(かまりょ)自身も、Webマーケターでありながらサイト制作やLP制作にも携わっています。

Webマーケターの方が、実際にユーザーがどういう気持ちでサイトに流入してきて、何を求めるのかまで考えた上でページ設計しやすいので、個人的にはWebマーケター兼Webディレクターの方がオススメです。

サイト制作に特化したスキルを身に付けたいのであれば、Web制作会社でWebディレクターとして経験を積んでみるのもいいかもしれませんね。

Webマーケターの平均年収はどれくらい?

Webマーケターの平均年収は、442万円です。(出典:マイナビエージェント

しかし、Webマーケターといっても、経験や実績などにより、年収に大きな開きがあるでしょう。

未経験で入社した場合はこれ以下の年収という場合もあれば、経験や実績があればこれ以上の年収がもらえるでしょう。

Webマーケターになる一番のメリットは、スキルを磨くことで副業や独立など、よりキャリアの道が拓ける点です。

Webマーケターとして活躍できれば、どこの企業にいってもやっていけるようになるので、キャリアで思い悩むことが少なくなるでしょう。

かまりょ

私も、30代になってから転職をしたり、年収も着実に上昇させられています。
何より、改善のための施策を考えたりする仕事は楽しく、考えた施策が数値として見れるので、やりがいも感じやすいでしょう。

Webマーケターとして活躍するために必要なスキル

Webマーケターとして活躍するために必要なスキルには、どのようなスキルがあるでしょうか?

実際に、私が感じた必要なスキルについて、ご紹介していきます。

かまりょ

いきなり全部を身につけるのは難しいので、どれか一つでも強みが発揮できるといいと思います。

仮説を立てる力

これは、Webマーケターに限らず、ビジネスマン全般に求められる力ですが、仮説を立てる力はWebマーケターも必要になります。

例えば、このような時に仮説を立てます。

かまりょ

自社の商材のメインターゲットは50代の男性で、老後の暮らしについての悩みがあるだろうから、老後の悩みを解消できるようなコンテンツで興味を持ってもらうのどうだろうか。

かまりょ

広告Aはよくクリックされているけど、お問い合わせには繋がっていない。広告の飛び先(LP)と広告Aの訴求が合っていない可能性があるから、広告Aの訴求内容をLPにも入れてみよう。

みたいな感じです。

仮説は、最初は上手く立てられないかもしれませんが、何度も検証を繰り返していくことで、少しずつ精度の高い仮説が立てられるようになっていきます。

まず最初は、気負いせずにブレスト(ブレインストーミング)感覚で、アイデアをどんどん出してみましょう。

Web広告運用能力

Web広告の運用能力は、多くの企業で必要とされます。

Web広告費を出している企業であれば、よりWeb広告の成果を改善したいはずだからです。

広告には少なからずお金(費用)が発生しているので、その獲得効率を上げたいと考えるのは当たり前ですよね?

そうした際に、Web広告の運用スキルがあり、成果改善に繋げられる人材は重宝されるはずです。

SEO

SEOとは、検索エンジン最適化のことですが、つまり、Webサイトやブログなどのオウンドメディアを運用して、検索された際に上位表示させられるスキルのことを言います。

これは、どこの企業も喉から手が出るほど欲しいスキルでしょう。

実際に、SEOで上位表示に成功すれば、広告費をかけなくても多くのユーザーをサイト上に集客することができるようになります。

SEOは広告と違って即効性はありませんが、もし検索結果に上位で表示させることができれば、大きな効果を発揮します。

お金をかけずにサイトを上位に表示させられれば、かなりコスパが良い施策となるでしょう。

SEOでの実績がもしあれば、Webマーケターとしても大きな武器となるでしょう。

データ分析

データ分析のスキルも、Webマーケターには必須のスキルです。

Webの施策は、基本的に一度実行して終了というものではありません。

データ分析をすることにより、問題点の仮説を立てて、その仮説を改善するようにPDCAを回していくことが求められます。

つまり、データを見てどこの数字が悪いのかを把握し、仮説を立てられるようになることで、Webマーケターとしてのスキルも向上させることができるでしょう。

Webライティング

Webライティングも、Webマーケターに必須の能力の一つです。

太郎

ライティングって文章を書く能力だよね?Webマーケターに必要なのかな?

そう感じるかもしれませんが、実はWebライティングはWebマーケターにとってめちゃめちゃ重要なスキルです。

SEO対策でオウンドメディアを立ち上げる際に、ブログを書くような場合はもちろん必要ですが、それだけでなく、LPを作る際にもWebサイトを作る際にも、もちろんWeb広告だって、どういう訴求で興味を持ってもらうかということは、ライティングスキルあってこそです。

かまりょ

セールスライティングとかコピーライティングとも言われます。

ライティングはただ単に長い文章を書くだけでなく、一行でバシッと決めたい時などにも必要なスキルです。

長文、短文どちらでも言葉を自由自在に扱えるようになると、Webマーケターの中でもかなり差別化できるはずです。

クリエイティブのラフ(下書き)作成能力

クリエイティブのラフ?なんじゃそりゃ?と思われるかもしれませんが、WebサイトやLPの下書きのことをラフと呼びます。

実は、WebサイトやLPなどはいきなりできるわけではなく、まずは構成を記述したラフ(下書き)のようなものに落とし込みます。

その後、作成したラフをもとに、Webデザイナーに依頼するなりして、実際のWebサイトやLPが出来上がるのです。

Webディレクターには特に必須のスキルですが、Webマーケターでももちろん必要なスキルになります。

難しく考えず、まずは手書きで構成を作成できるようになるとよいでしょう。

その後、Adobe XDのようなソフトを使えば、簡単にラフ(下書き)をWeb上で作成することができるようになります。

Adobeソフトの操作スキル

Adobe系のソフトは、Webデザイナーにとって必須のスキルとなりますが、Webマーケターにとっても重要度の高いスキルです。

もちろん、Adobeソフトを使えないWebマーケターはたくさんいますが、ここが使えるだけで普通のWebマーケターと差別化できます。

Adobeソフトでいじれるようになった方がいいのは以下のものです。

Photoshop

Photoshop(フォトショップ)は画像編集に使えるソフトです。略称はフォトショです。

画像サイズを変更したり、モザイクの処理をしたり、複数の画像の合成なども自由自在にできるようになります。

Webデザイナーに任せてもいいですが、自分でできるようになれば簡単に修正できるようになるので、いちいち修正依頼をかける手間が軽減されます。

広告用のバナーを作成したり、Youtubeのサムネイルを作成したりなど、使えるようになるといろいろと業務の幅が広がります。

Adobe XD

Adobe XDは、簡単にWebページのラフを作成できるツールです。

文章や図形、画像などの挿入が簡単にできるので、手書きのラフをまとめるのも簡単です。

紙のラフ(下書き)を使うのもいいですが、Webで共有するのにはAdobe XDを使った方が便利です。

文章をコピペできたり、PDFなどの形式にも簡単に変換できるので、これを使いこなせるようになると、Web制作作業がかなり楽になります。

Webディレクターには特に必須のスキルとなるでしょう。

PremierePro

PremiereProは、動画編集ソフトです。

Youtube用の動画や、動画広告のクリエイティブ作成など、動画編集をするならこのソフトは使えた方がいいでしょう。

動画のテロップ入れやカット編集など、簡単な作業ができるようになることで、動画を活用したマーケティングもやりやすくなるでしょう。

この他にもAdobeのソフトはいろいろありますが、ひとまず今あげたPhotoshop、Adobe XD、Premiere Proの3つのソフトは使えるようになることをオススメします。

HTML、CSSの知識

HTMLとCSSとは、Webサイトを構築するための言語のことを言います。

この2つを身につければ、最低限のWebサイトは作成できるようになります。

より複雑なサイトを作る上ではjQueryやJavaScriptと呼ばれる言語の習得も必要ですが、Webマーケターであればそこまでの知識は必要ありません(もちろん、あるならあった方がいいです)。

ただ、HTMLやCSSの方が、Webサイトの根幹のデザインに関わる部分なので、Webマーケターでも多少の知識は持っていた方がいいです。

Googleアナリティクスなどでデータ解析をする時にはタグ設置と呼ばれる作業が必須ですが、タグ設置をするにもHTMLを最低限理解していないとどこにタグを貼り付ければいいのかわからないでしょう。

また、Webサイトの簡単な修正くらいであれば、Webマーケター自身ができた方が施策をやりやすいと思います。

HTMLやCSSは苦手意識を持っている人も多いので、ここができるようになれば他のWebマーケターから頭一つ飛び出せるはずです。

動画編集能力

動画編集能力も、身につけておくべきスキルの一つです。

動画編集は基本的に外注という企業も多いですが、外注するにしても自分で編集できる人が外部に依頼するのと何もできない人が丸投げするのとでは大きな違いがあります。

自分で動画編集できるようになることで、ここをもう少し変更してほしい、あそこはこうしたいなどのアイデアも出て来やすくなります。

これからは、動画マーケティングがより活用される時がやってくるので、動画編集スキルは必須スキルとなる時代もそう遠くないでしょう。

撮影(カメラ、動画)

実際にバナーやWebサイトに使う画像・動画を自分で撮影できるようになると、クリエイティブの幅も広がります。

もちろん、プロにお願いして撮ってもらうことも必要ですが、全部が全部プロに任せていたのでは、予算の無駄遣いです。

本当にできるWebマーケターであれば、ここぞという場面はプロに依頼し、それ以外の場面は自分でサクッと撮影してしまうものです。

これらのスキルがあれば、Webマーケターとしてもより活躍できるでしょう。

Webマーケターに必要なスキルを身に付ける方法については、下記の記事でまとめているので、合わせてご覧ください。

未経験からWebマーケターなるためにオススメの方法3選

未経験からWebマーケターになることは簡単ではありません。

なぜなら、企業はある程度経験のある人を中途採用で募集しているからです。

花子

じゃあ未経験からWebマーケターになるのは難しいのかな?

こう考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、私の経験から言うと、未経験からでもWebマーケターになることは可能です。

かまりょ

未経験からWebマーケターになるためには戦略が必要です。

では、どんな戦略が必要なのか、3つほどご紹介していきます。

戦略1.未経験でも採用されやすいWeb広告代理店を狙う

事業会社にいきなり未経験でWebマーケターとして採用されることはあまりありません。

というか、あまりオススメはしません。

なぜなら、事業会社のWebマーケターは専門性を高めるには不向きだからです。

花子

事業会社のWebマーケターは専門性を高めるには不向き?

どういうことかというと、事業会社では基本的に自社だけのWebマーケティングを行うので、経験値としては1社分の経験値となります。

対して、Web広告代理店の場合、基本的に複数社のWebマーケティングを支援することになります。

これは、ビジネスモデル上、揺らぐことのない事実です。

つまり、Web広告代理店であれば、複数社のWebマーケティングに携わることができるので、事業会社よりも経験値を高めることができるのです。

その分、ハードワークになるということは覚悟しておきましょう。

また、Web広告代理店の仕事は未経験からでも転職しやすいのです。

Web広告代理店のプランナーは営業職なので、営業経験があれば転職しやすいです。

私も、営業経験があったので、まずはWeb広告代理店のプランナーとして転職し、経験を積みました。

事業会社に転職するのは、その後の方がオススメです。

なるべく若いうちにWeb広告代理店で経験を積み、その後事業会社に転職という流れが、一番おすすめです。

ちなみに、私がいたWeb広告代理店では、30歳を過ぎてから未経験で転職をしてきて活躍をしている人もいました。

本人のやる気次第で、年齢は関係なく活躍できるのがWebの世界と言えます。

戦略2.個人でWebサイトを立ち上げてみる

個人でWebサイトを作ったことがある人は、Webマーケターの中でもそれほど多くないと思います。

つまり、Webサイトを作ったことがある人はそれだけで差別化になるということです。

もちろん、作るからにはただ作るだけではダメで、ある程度サイトの流入数があったり、創意工夫をしていくことが必要です。

Webマーケターとして活躍するには、数値をもとに分析・改善をしていく力が必須になります。

Webサイトを運営してみることで、実際の数値を意識しながらPDCAを回す力が付くはずです。

Webサイトを運営する際は、必ずGoogleアナリティクスとサーチコンソールで数値を見ながら運営するようにしてくださいね。

戦略3.書籍やWebマーケティングスクールなどで学習する

3つ目の戦略は、書籍やWebマーケティングスクールなどで学習をするということです。

戦略2のWebサイトを立ち上げるということも、とても大事なことですが、ノウハウもなくサイト運営をしていても思うような成果は得られません。

書籍やWebマーケティングスクールなどを上手く活用して、インプットをしていくことも大事です。

実際に、自分の力としてWebマーケティングのスキルを高めていくためには、インプットとアウトプットの両方を行なっていくことが大切です。

インプットで仕入れた情報を着実に実践していくことで、少しずつ自分の力となっていくのです。

また、未経験からWebマーケターを目指すためのより詳細な戦略については、【Webマーケター直伝】未経験からWebマーケターになる方法7選の中で徹底的に解説しているので、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひご覧になってみてください。

結論、Webマーケターは未経験からでも目指せる

ここまで、Webマーケターとは何か、それから、Webマーケターになるための方法などについて、ご紹介してきました。

私自身、未経験からWebマーケティグの職種に就き、現在も楽しく仕事をしています。

営業職など、別の職種からWebマーケターになることも可能なので、ぜひともこの記事を参考に、自分自身のキャリアを考えてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

Web広告代理店にて、Webマーケティングのいろはを学ぶ。上級ウェブ解析士の資格を取得後、事業会社(投資教育サービス)に転職。インハウスでWebマーケティングを行う。自社のオウンドメディアでは、0から立ち上げて月間60万PVまで成長させることに成功。その他、リスティング広告やSNS広告などの運用も行う。現在は、某大手美容医療クリニックのWebマーケティングに携わり、月間約5億円の予算を運用し、更なる知見を貯め続けている。

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